企業HP
不動産取引における売買契約から取引決済までの分断されていた手続きを集約(BPO事業)し、また、集約された大量の取引事務を支援するサービス(エスクローサービス事業)を開発し、この2つのセグメントが、車の両輪のように機能することで、ワンパッケージサービスの実現を目指しています。
会社概要
はじめに、会社の概要や事業内容を紹介!!
金融機関からのBPO(業務受託)と不動産関連業務のエスクロー(第三者寄託)が柱。エスクローとは、 取引決済までの複雑な事務を中立的な立場で仲介する制度で、米国のエスクロー制度をもとに、日本版エスクローを作成し不動産取引のワンストップサービスとして展開。
業種名 サービス業
設立年 2007.4
市場 東証1部
従業員数 <20.2>連194名 単119名(41.9歳)
平均年収 452万円
事業内容


・不動産オークション事業における売上/営業利益率減少(2021)
注目ポイント
・基本戦略は、拡大する市場を抑えることと消費者の不便を解消すること(2020)

・事業概要は、専門家ネットワークと顧客ネットワークの活用(2020)

・金融機関向けサービスは、ネット専業銀行の債権残高が増加傾向のため追い風(2021)

・金融機関向けサービスにおける相続件数増加傾向で追い風(2021)

・不動産事業者向けサービスは、決済サービスの市場浸透を本格化(2021)

・建設事業者向けサービスは、住宅建築支援ツールの市場浸透が加速(2021)

金融機関からの業務受託が売上比率高いが、エスクローサービスの営業利益率高い。(2020)
金融機関向けサービスにおいて、ネット銀行のローン債権増加や相続件数の増加が追い風。(2021)
業績 (単位:百万円)
業績や損益の中身をチェック!!

PL:損益計算書

・売上増加により、営業利益率12.4%⇒13.5%に微増(2020)
・販管費の減少により、営業利益率13.5%⇒16.0%に増加(2021)
財務 (単位:百万円)
資産や負債など財務状況をチェック!!
〇〇〇 (2020) ⇒ (2021)
総資産 3,311 ⇒ 3,820
自己資本 2,665 ⇒ 3,155
資本金 422 ⇒ 647
利益剰余金(過去の利益貯蓄等) 2,048 ⇒ 2,267
B/S:連結貸借対照表(単位:百万円)

資産の部

・現預金の増加大きく、流動資産 6億増加
負債・純資産の部

・新株の発行により、資本金/資本剰余金 各2億2千万増加
・利益剰余金 2億2千万増加
・自己株式の取得により、1億9千万の支出
CF:キャッシュフロー(単位:百万円)


・投資CFは、無形固定資産の取得が主
・2年連続で自己株式の取得による支出大
各種データ
株価や各種指標をチェック!!
(記事投稿時の数値を掲載しています。)
株価(直近2年)

各種指標
PER(株価/1株当たりの純利益) 27.2倍
PBR(株価/1株当たりの自己資本) 3.19倍
ROE (自己資本利益率:10%以上で優良) 11.5%
ROA (総資産利益率:6%以上で優良) 9.5%
配当利回り 1.72%
業種平均

・株価は2年前から20%程度減少
・稼ぐ能力高いがPER/PBRは平均に近い
有望企業たる所以(ゆえん)
最後に私が思う有望な点を紹介!!
利益率の高いエスクローサービスに加え、金融機関向けサービスが追い風(ネット銀行のローン債権増加や相続件数の増加)のため利益増加に期待。
まとめ
【概要】
金融機関からの業務受託が売上比率高いが、エスクローサービスの営業利益率高い。(2020)
金融機関向けサービスにおいて、ネット銀行のローン債権増加や相続件数の増加が追い風。(2021)
【業績】
売上/利益ともに横ばい。
《PL:損益計算書》
・売上増加により、営業利益率12.4%⇒13.5%に微増(2020)
・販管費の減少により、営業利益率13.5%⇒16.0%に増加(2021)
【財務】
自己資本比率高く、有利子負債少ないため健全な企業と言える。
《B/S:賃借対照表》
・総資産 5億1千万増加
《CF:キャッシュフロー》
・投資CFは、無形固定資産の取得が主
・2年連続で自己株式の取得による支出大
【各種データ】
・株価は2年前から20%程度減少
・稼ぐ能力高いがPER/PBRは平均に近い
【有望企業たる所以(ゆえん)】
利益率の高いエスクローサービスに加え、金融機関向けサービスが追い風(ネット銀行のローン債権増加や相続件数の増加)のため利益増加に期待。
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